3大メガバンク(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行)のカードローンを比較!
みずほ銀行と三井住友銀行、三菱UFJ銀行は全国展開している都市銀行でほとんどの人が知っているのではないでしょうか。
この3行は営業地域が特に広く、膨大な預金残高を保有しているので、3大メガバンク(3大金融グループ)とも呼ばれています。
3大メガバンクが提供しているカードローンを比較してみると、金利や限度額はそれぞれ異なりますが、どこも高いスペックを誇ります。
そのため、一体どこを選べば良いのか分からない方も多いことでしょう。
ここでは以下の7つの項目で3大メガバンクのカードローンを比較します。
- 金利
- 限度額
- 審査基準(申込条件)
- 申し込みの手軽さ
- 融資までに必要な時間
- 返済のしやすさ
- 利用できるATMの数
それぞれの項目でみずほ銀行と三井住友銀行、三菱UFJ銀行を比べ、最もオススメのカードローンをご紹介します。
1. 低金利でお金を借りたいならみずほ銀行カードローン
以下の表をみると3大メガバンクはどこも低金利ですが、その中でも金利が低いのはみずほ銀行カードローンです。
銀行カードローン名 | 金利(実質年率) |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
三井住友銀行 カードローン | 1.5%~14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン | 1.8%~14.6% |
みずほ銀行カードローンは上限金利(年14.0%)が低いので、特に10万円や30万円など借入額が少ない人にオススメです。
「上限金利(最高金利)」とは、変動する利率の中で最も高い金利のことをさします。
そもそもカードローンの金利は固定ではなく、借入限度額によって変動します。10万円や5万円と限度額が小さくなるほど金利は高く設定され、200万円や300万円と限度額が高く設定されるほど金利は低くなります。
そのため、借入額が少ない人は上限金利(最高金利)を比較して借入先を選ぶと良いでしょう。
みずほ銀行カードローンなら、三菱UFJ銀行カードローンや三井住友銀行 カードローンより上限金利は低いので、低金利でお金を借りたい人はみずほ銀行カードローンがオススメです。
借入希望額が400万円から500万円の方は三菱UFJ銀行カードローンがオススメ
借入額が400万円や500万円になる人は、みずほ銀行カードローンを選ぶより三菱UFJ銀行カードローンを選ぶほうが金利を抑えることができます。
それは、三菱UFJ銀行カードローンの下限金利(年1.8%~14.6%)が他の銀行カードローンよりも低く設定されているからです。
「下限金利(最低金利)」とは、適用される利率の中で最も低い金利のことで、限度額近くまで借入をすると適用されます。
例えば、三菱UFJ銀行カードローンは限度額の500万円を借りると、下限金利が適用されます。
みずほ銀行カードローンの下限金利は年3.5%になるため、三菱UFJ銀行カードローンの方が金利が断然低くなります。
2. 借入限度額が最も高いのは三井住友銀行 カードローンとみずほ銀行カードローン
3大メガバンクの中だとみずほ銀行カードローンと三井住友銀行 カードローンが一番限度額が高く、最高800万円まで融資可能です。
銀行カードローン名 | 借入限度額 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 最大800万円 |
三井住友銀行 カードローン | 800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン | 500万円 |
ただし、限度額いっぱいまでお金を借りるには、最低でも限度額以上の収入が必要になります。
つまり、みずほ銀行カードローンや三井住友銀行 カードローンで800万円を借りるには、年収が最低でも800万円以上は必要ということですね。
また、初めてお金を借りる人は信頼度が低いので、借りられる金額は高くても20万円ほどです。
借入限度額いっぱいまでお金を借りられる人はほとんどいないため、限度額を比較してもあまり意味がないということになります。
最初の融資額は20万円程度でも、滞りなく返済をしていれば、返済能力があると認められて限度額を増額される場合があります。
という人は、限度額に一番余裕のあるみずほ銀行カードローンを選ぶと良いかもしれませんね。
3. 三井住友銀行 カードローンは69歳まで借入可
カードローンの利用条件として、年齢制限が設けられています。
「20歳以上」という条件は、どの銀行カードローンにも共通していますが、年齢の上限はカードローンによって違うので注意が必要です。
三井住友銀行 カードローンはみずほ銀行と三菱UFJ銀行よりも、申込可能な年齢幅が広く設定されています。
銀行カードローン名 | 申込可能年齢 |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン | 20歳から65歳未満 |
みずほ銀行カードローン | 20歳から66歳未満 |
三井住友銀行 カードローン | 20歳から69歳未満 |
三井住友銀行 カードローンは20歳から69歳未満まで借りることができるので、他の2行に比べて年齢制限に余裕があることが分かります。
65歳以上の方は各銀行カードローンの審査条件をよく確認をして、申し込むカードローンを選んでくださいね。
4. みずほ銀行口座をお持ちの方はみずほ銀行カードローンがオススメ
みずほ銀行カードローンは、借入希望額が200万円以下で、すでにみずほ銀行口座を持っている方なら、運転免許書などの本人確認書類の提出も不要になります。
みずほ銀行カードローンを利用するには、必ずみずほ銀行口座を開設している必要がありますが、まだお持ちでない方でも、カードローンの申込と一緒に銀行口座の新規開設の手続きができるため、それほど手間だと感じることはありません。
反対に、三菱UFJ銀行カードローンと三井住友銀行 カードローンは、基本的に同行の口座を持っていなくてもお金を借りられます。
ただし、銀行口座への振込融資や自動引き落としを利用する場合は、それぞれ三菱UFJ銀行口座と三井住友銀行口座が必要になります。
みずほ銀行口座を持っている方はみずほ銀行カードローンへ申し込み、お持ちでない方は三井住友銀行 カードローンへ申し込むといいでしょう。
5. できるだけ早く借りたい方は三菱UFJ銀行カードローンか三井住友銀行 カードローン
三菱UFJ銀行カードローンと三井住友銀行 カードローンは、銀行口座を持っていなくても融資が可能なので、急いでお金を借りたい人には特にオススメです。
三菱UFJ銀行内と三井住友銀行内のATMコーナーには、ローン契約機が設置されています。
ローン契約機は、申し込みから契約手続き、カードの発行まで全てその場でできる機械のことで、申し込みからスピーディーにローンカードを受け取ることが可能です。
三菱UFJ銀行カードローンの場合、審査回答後(お申し込みから最短翌営業日)にお受け取りいただけます。
パソコンかスマホを使ってインターネットから申し込めば、すぐに審査が始まるので、ネットで申し込みをしてローン契約機でカードを受け取れば一番スムーズに手続きを終わらせることができますよ。
一方、みずほ銀行カードローンで融資を受ける場合は、すでにみずほ銀行の口座を持っている必要があります。
もしみずほ銀行口座を持っていれば、審査通過後に最短で口座内にお金が振り込まれます。
6. 三菱UFJ銀行カードローンが一番返済しやすい
各銀行カードローンでは、返済日と1ヶ月の最低返済金額が以下の表のように决められています。
銀行カードローン | 返済日 | 最低返済額 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行カードローン | 自分で返済日を指定できる | 1,000円 |
三井住友銀行 カードローン | 5日、15日、25日、月末のいずれかから選択 | 2,000円 |
みずほ銀行カードローン | 毎月10日 | 2,000円 |
上記の表を見ると、3大メガバンクの中で自由に返済日を指定することができるのは、三菱UFJ銀行カードローンです。
三菱UFJ銀行カードローンには、自分で毎月の返済日を指定できる「毎月指定返済」と前の返済日から35日後が返済期日になる「35日ごとの返済」の2種類が用意されています。
三井住友銀行 カードローンとみずほ銀行カードローンは元々返済日が指定されているため、それに比べて返済日を自由に設定できる三菱UFJ銀行カードローンは、自分の給料日に合わせやすいので最も返済がしやすいと言えるでしょう。
毎月の返済額が最も安いのは三菱UFJ銀行カードローン
返済のしやすさを比べるなら、毎月の返済額についても比較すべきでしょう。
たとえば5万円借りると、三井住友銀行 カードローンとみずほ銀行カードローンの最底返済額は2,000円で、三菱UFJ銀行カードローンの最底返済額は1,000円となります。
収入が少ないという方は、三菱UFJ銀行カードローンを選べば、月々の返済額が低いので負担に感じにくくなります。
とはいえ、三井住友銀行 カードローンとみずほ銀行カードローンの最低返済額と1,000円しか差がないので、この2社から5万円を借りても大きな負担にはならないでしょう。
ただし、毎月の返済金額が多い方が早く完済ができて利息も抑えられるため、お金に余裕がある人は三井住友銀行 カードローンやみずほ銀行カードローンを選ぶと良いでしょう。
ちなみに、どのカードローンもボーナスや臨時収入などでお金に余裕があれば、追加で返済することができます。
そのため、最低返済額の低い三菱UFJ銀行カードローンを利用していても、追加で返済をしていけば返済期間を短くすることができますし、利息を抑えることも可能です。
7. 三井住友銀行 カードローンが最も提携ATMの数が多い
利用できる提携ATMの設置場所や手数料がいくらかかるのかも、返済のしやすさを比べる重要な基準になります。
まず基本的に各銀行カードローンと同銀行ATMなら利用できます。例えば、みずほ銀行カードローンならみずほ銀行ATMの利用可能です。
また、ローソンやセブンイレブン、E-net(ファミリーマートなど)の提携コンビニATMも利用することができます。
そのため、全国どこでもすぐにお金を借りることができるでしょう。
さらに三井住友銀行 カードローンならば、ゆうちょ銀行ATMやプロミスATMも利用できるため、三菱UFJ銀行カードローンやみずほ銀行カードローンよりも利用可能なATM数が多くなります。
ATM手数料を抑えたいなら三菱UFJ銀行カードローン
ATMによっては手数料がかかることもあります。
そのため、なるべくお金を節約したい人はATM手数料のかからない三菱UFJ銀行カードローンを選ぶといいでしょう。
三菱UFJ銀行カードローンは、提携ATMでの借入や返済は24時間いつでも手数料無料です。
みずほ銀行カードローンと三井住友銀行 カードローンだと、自社ATM以外は必ず手数料がかかってしまいます。
3大メガバンクでの借入が向いている人の特徴
一見よく似ている3大メガバンクのカードローンでも、あらゆる項目で比較するとそれぞれ特徴があることが分かります。
その特徴を見ていくと、みずほ銀行カードローンや三井住友銀行 カードローン、三菱UFJ銀行カードローンはそれぞれどんな人が借入に向いているのか知ることができます。
みずほ銀行カードローンの利用が向いている人
みずほ銀行カードローンの最大の特徴は低金利のため、金利を少しでも抑えたい人に向いています。
みずほ銀行の住宅ローンを利用していればさらに金利が年0.5%引き下げられるので、普段からみずほ銀行のサービスを利用している人はカードローンもみずほ銀行の方が良いでしょう。
みずほ銀行口座を持っている方なら即日融資を受けることもできます。
また、借入限度額も高額に設定されているので、おまとめや借り換えなど借りる金額が高くなりやすい人にもオススメです。
- 低金利でお金を借りたい方
- みずほ銀行の住宅ローンを利用している方
- すでにみずほ銀行口座を持っている方
- おまとめや借り換えをしたい方
三井住友銀行 カードローンの利用が向いている人
三井住友銀行 カードローンは、銀行内にローン契約機が設置してあるのですぐにお金を借りたい人にオススメです。
低金利でまた、最高借入額が800万円なので幅広い利用目的でお使いいただけます。
さらに、三井住友銀行の住宅ローンを利用している方なら、通常金利より1%も利率が引き下げられます。
専業主婦の方は利用することはできませんが、最低返済額が2,000円なので、アルバイトやパートなどの収入が少ない人でも経済的負担になりにくいので楽に返済することができるでしょう。
- すぐにお金を借りたい方
- 複数社から借りているお金を1社にまとめたい方
- 三井住友銀行が近くにある方
- 三井住友銀行の住宅ローンを利用している方
- アルバイトやパートなどの収入が少ない方
三菱UFJ銀行カードローンの利用が向いている人
メガバンクの中で下限金利(最低金利)が一番低いため、500万円近く借りることをを考えている方は、三菱UFJ銀行カードローンが一番オススメですよ。
また、審査スピードも早いから急いでお金を借りたい人にもピッタリですね。
- 急いでお金を借りたい方
- 三菱UFJ銀行が近くにある方
- 500万円近くの金額を借りたい方
何を基準にするかで、3大メガバンクの中でどれを選べば良いのかは変わります。
例えば、金利の低さを基準に借入先を選んでいる方やみずほ銀行口座を持っている方は、みずほ銀行カードローンが最もオススメです。
早くお金を借りたいなら、審査スピードが早く、ローン契約機の設置台数が一番多い三井住友銀行 カードローンが一番です。
三菱UFJ銀行カードローンはATM手数料無料などをみると借入や返済がし易いので、利便性の高さを求めるなら三菱UFJ銀行カードローンにするといいでしょう。