カードローンをキャッシュカードの代わりに使い、ATM手数料を節約する方法
カードローンはただお金を借りるだけでなく、他にも様々な活用方法があります。
例えば、カードローンをキャッシュカード代わりに利用して、ATMの時間外手数料を節約するといったものです。
今回は、どのようにカードローンをキャッシュカードの代用とするのか解説いたします。
カードローンとキャッシュカードの違い
カードローンとキャッシュカードを同じものだと考えている方もいますが、実は大きく違います。
カードローンとは、銀行や消費者金融からお金を借りることです。
借入ができる専用のカードを用いて、決められた限度額までお金を借りることができます。
もちろん借りたお金は返さなければいけませんし、利息もついてきます。
一方、キャッシュカードとは自分の口座からお金を引き出したり、預けたりするためのカードです。
カードローンのように借りるのではなく、自分の預金を引き出すだけなので、返済する必要はありません。
カードローンでATMの手数料を節約する方法
実は2010年まで、貸金業者がATM手数料を負担していたので、いつも無料でATMを利用することができました。
そのため、キャッシュカードの時間外手数料が発生する時間に急にお金が必要になった時、カードローンは効果を発揮したのです。
例えば、急に10万円のお金が必要になったときキャッシュカードで自分の口座から引き出そうとすると、時間外手数料の110円が別途必要となります。
そこで、一時的にカードローンを代用するわけです。
カードローンを利用してお金を出金し、翌日に手数料が無料の時間にキャッシュカードで口座から10万円と利息分を引き出し、すぐに借金を返済します。
1日だけでもカードローンの利子が必要となりますが、ATMの時間外手数料よりはるかに安かったのです。
もし、借りた当時の年利が18%だとすると、100,000×0.18÷365=49円(1日当たりの金利)となり、10万円以外に必要なお金はたった49円ほどになります。
つまり、カードローンを利用すれば、銀行の時間外手数料の半額程度でお金を引き出すことができたのです。
法改正により、多くのカードローンはATM手数料を有料に
2010年に旧貸金業法が改正され、今まで貸金業者が負担していたATM手数料を、利用者が支払うことになりました。
しかし、まだ手数料無料でATMを利用できる方法があります。
例えば、プロミスでは「プロミスの無人契約機に併設されているATM」と「三井住友銀行のATM」での取引が無料です。
また、アコムのむじんくん(無人契約機)に併設しているアコムATMであれば、無料で利用できるので、周囲に機器が設置されていないかも確認してみましょう。
銀行・消費者金融名 | 無料で利用できるATM |
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プロミス | プロミスATM、三井住友銀行 |
SMBCモビット | 三井住友銀行 |
アコム | アコムATM |
レイクALSA | 新生銀行カードローンATM |
三菱UFJ銀行カードローン | 三菱UFJ銀行、セブン銀行、ローソンATM、イーネット(ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクスなど) |
楽天銀行スーパーローン | ローソンATM、イーネット、セブン銀行、イオン銀行ATM、三井住友銀行、みずほ銀行、、北都銀行、東京都民銀行、東京スター銀行、栃木銀行、大光銀行、富山銀行、愛知銀行、名古屋銀行、PatSat、高知銀行 |
みずほ銀行カードローン | みずほ銀行、イオン銀行ATM(平日8:45~18:00のみ無料) |
イオン銀行カードローン | イオン銀行ATM |
もし、上記の無料ATM以外でキャッシュカードの代わりにカードローンを利用すると、利息だけでなく手数料も取られてしまいます。
この方法を利用するときは、無料のATMかよく確認してから行ってくださいね。