カードローンは即日返済や一括返済、繰り上げ返済で少しでも早く返して利息の節約を
カードローンの返済が「毎月たった2,000円でOK!」と聞くと、なんだかお得な感じがしませんか?
でも、それは大間違い。
毎月に返済額が少ないということは、借金も少しずつしか減らず、返済期間が長くなってしまいます。
利息は日ごとに加算されていくので、返済期間が長くなればなるほど、多くの利息を払うことになるのです。
それでは「お得」とは言えませんよね。
カードローンでキャッシングする際は、「出来るだけ早く返済するのが一番お得」と言えます。
これからキャッシングをする方には、「即日返済」によって無利息でお金を借りる方法をお教えします。
また過去に借金をして未だに返済中という方、借金がいくら残っているか把握していますか?
もし金銭的に余裕があるなら、「一括返済」で一気に返済してしまった方が、利息の節約になりますよ!
「繰り上げ返済」で追加返済するのも効果的。
今回はカードローンのキャッシングを早く返済して、利息を節約する方法について紹介します。
カードローンを「即日返済」や「一括返済」で早く返済する方がいい理由
カードローンのメリットは、借りたお金を分割して、毎月すこしずつ自分のペースで返済できることです。
そのかわりに、返済額には「利息」がついてしまいます。
返済と利息の基本!利息は毎日増える
返済と利息について、おさえておきたいポイントは次の2つです。
- 利息は日割りで計算される
- 利息は借入残高で計算される
毎月返済するお金には、お金を借りた手数料として利息が含まれます。
利息の計算式は次のとおりです。
借入れ残高×年利(%)÷365日×借りた日数=利息
たとえば10万円を金利18.0%で30日間借りた場合、30日分の利息は次のようになります。
10万円×18.0%÷365日×30日=1,480円
毎月の返済額が4,000円だとしたら、そのうちの1,480円が利息ということです。
すると元本は4,000円-1,480円=2,520円返済したことになり、借入残高は10万円-2,520円=97,480円となります。
追加でキャッシングしなければ、翌月はこの97,480円の利息が算出されます。
追加でキャッシングをすれば、追加分を含んだ借入残高で利息を計算。
これが完済するまで毎月繰り返されるのです。
利息を節約するためには1日でも早く返済した方がいい
では、利息を節約するにはどうすればいいのでしょうか。
ここでのポイントは次の2つ。
- 利息は日割りで計算される
- 利息は借入残高で計算される
利息の計算式(借入れ残高×年利(%)÷365日×借りた日数=利息)を見るとわかるように、利息は1日ごとに計算されます。
わかりやすく言うと、利息は毎日増えます。
つまり1日でも早く返済すれば、その分利息を減らすことができるということ。
また借入残高も、できるだけ早くたくさん減らすことができれば、利息を節約することができます。
1日でも早く、できるだけすぐに返済することが利息を節約する一番の方法なのです。
借入日にすぐ返済する「即日返済」なら無利息でお金を借りることができる
これからお金を借りようと考えている方は、「即日返済」について知っていれば、利息の節約に役立ちます。
利息は借入日の翌日から発生!一部でも即日返済すれば利息の節約に
まず、利息は借入日の翌日からつくようになっています。
つまり借入日当日に全額返済してしまえば、利息がつかないということです。
「お金が無いからわざわざ借りてるのに、借りた日に全部返せるわけないだろ!」と怒られてしまいそうですが、なにも全額返す必要はありません。
たとえば「10万円を借りたけど、8万円だけ使って2万円が余ってしまった」という場合は、その日のうちに余った2万円分を返してしまいましょう。
そうすることで、返済した2万円に関しては利息がつかずに済みます。
【30日間の利息の比較】
借入残高 | 利息 |
---|---|
10万円 | 1,480円 |
8万円 | 1,184円 |
即日返済の注意点!返済時間とATM利用手数料に注意
即日返済をする場合の注意点は、「返済時間」と「ATM利用手数料」の2つです。
返済する時間によっては翌営業日扱いになる
即日返済をする場合、午前中にキャッシングをして、夜に返済するという方が多いと思います。
ですが返済する時間が遅くなってしまうと、即日返済として扱われないことも…。
日付が変わる前に返済するのはもちろんですが、各ATMやサービスの営業時間内に返済しなければ即日返済ができません。
カードローン会社によって、返済できる時間が異なるので、キャッシングする前に調べておくといいでしょう。
カードローン会社 | 即日返済できる時間 |
---|---|
プロミス | インターネット返済なら振込手数料が無料で、土日祝日、金融機関営業時間外でも返済可能です。
ただしシステムメンテナンス等でサービス停止になることもあるので、注意が必要です(毎月第3日曜日0時~6時までの間と毎週月曜日0時~7時までの間はサービス停止)。 |
アコム | また、Pay-easy(ペイジー)を利用したインターネット返済なら手数料無料で24時間返済できます。 定期的にメンテナンスがあり、その時間は利用できないので注意してください(1月1日20時~1月2日6時はメンテナンス日なので、即日返済を考えている方は要注意)。 |
(一部除く)。
アイフル | ファミリーマート(Famiポート)からの返済も、レジにて原則23時までです。 |
(※営業所によって営業時間は異なる)。
SMBCモビット | 提携ATMでは、営業時間内に返済する必要があります。
(18時以降に返済した分は、翌営業日に実際に返済した日時で処理される)。 セブン銀行は0時10分から23時50分の時間帯で返済ができます(24時間返済できるわけではないので、注意が必要)。 |
レイクALSA | インターネットバンキングの返済もできますがもっとも手軽に返済できるのがコンビニATMでの返済だと思います。
ただし日曜日は21時までとなっているので注意しましょう。 |
※日付が変わるギリギリでも返済可能としているところもありますが、本当にギリギリだと翌営業日の処理になってしまうかもしれないので、できるだけ余裕をもって返済しておく方が確実です。
ATM利用手数料を払うと即日返済のメリットがなくなる
キャッシングしたお金の全額または一部を即日返済することで、せっかく利息の節約ができたのに、ATM利用手数料を払って返済してしまっては即日返済のメリットが半減してしまいます。
提携ATM利用手数料は取引金額1万円以下で110円、1万円を超えると220円かかります。
また銀行ATMの場合、各銀行で決められた手数料を払わなければなりません。
即日返済をするなら、手数料のかからない専用ATMやインターネットバンキングを利用しましょう。
またカードローン会社によっては、提携ATMの手数料が無料の場合もあります。
たとえばプロミスとSMBCモビットは、三井住友銀行ATMの利用手数料が無料です。
レイクALSAならセブン銀行ATMやイーネットATM、ローソン銀行ATMといったコンビニATMの利用手数料も無料なので、大変便利なカードローンと言えますね。
即日返済は無理!でもすぐに返済するなら無利息期間のあるカードローンがおすすめ
カードローンで借りたお金をすぐに返済するにしても、さすがに即日返済は難しい…と思う人も多いでしょう。
そんな方には「無利息期間」のあるカードローンがおすすめです。
無利息期間とは大手消費者金融によくあるサービスで、一定の期間利息なしでお金を借りることができます。
無利息期間サービスの内容は、カードローン会社によって少しずつ違うので確認しておきましょう。
カードローン会社 | 無利息期間のサービス内容 |
---|---|
プロミス | 初回借入日の翌日から30日間無利息。 |
アコム | 契約日の翌日から30日間無利息。 |
アイフル | 契約日の翌日から30日間無利息。 |
レイクALSA | 初回契約日の翌日から30日間無利息。 5万円まで180日間無利息。 |
SMBCモビット | 無利息期間なし。 |
基本的には契約日の翌日から30日間利息ゼロ円としているカードローンが多いですね。
そんな中プロミスは、契約日ではなく借入日の翌日から30日間無利息としているため、契約後に慌ててお金を借りなくても、実際にキャッシングした日から無利息期間がフル活用できます。
また、レイクALSAは30日間の他に5万円まで180日間の無利息サービスを設けています(どちらかを選択)。
無利息期間の間に、借りたお金を全額返済すれば、完全利息ゼロでお金を借りることもできますよ。
自分の使い方に合った無利息期間のカードローンを選ぶといいでしょう。
ちなみに、無利息期間が適用されるのは初回契約者のみです。
「一括返済」で今すぐに返済すると利息の大幅な節約になる
さて、「即日返済」は借りたお金をその日にすぐに返済することで、利息を節約するという方法でした。
「じゃあすでにお金借りていて返済中の人は、すぐにお金を返しても意味ないの?」と思った方もいるのでは?
すでにお金を借りている人は、「一括返済」や「繰り上げ返済」で利息の節約をすることができます。
一括返済で返済すればそれ以降利息を払う必要がない
一括返済について覚えておきたいポイントは次の2つ。
- 利息がかさむ原因は、毎月の返済額が少ないせいで元本が減らず、返済期間が長引いてしまうから
- 一括返済で一度に返済してしまえば、利息の節約になる
カードローンで借りたお金は、借入残高が残っている限り毎日利息が発生します。
もう何年もお金を返しているのに、ちっとも返済がおわらないという方は、毎月の返済金額が少ないせいで返済額の多くを利息が占めてしまい、なかなか元本が減らないという状況になっているかもしれません。
元本が減らないということは、その分利息も払い続けなければならないということ。
利息の支払いを減らすには、できるだけすぐにたくさんのお金を返すことが重要です。
もっともベストな方法は、「一括返済」で借りたお金を全額すぐに返済する方法。
まずは現在の借入残高を確認して、返済がいくら残っているのかを確認しましょう。
全額返済できるようであれば、すぐに返済します。
一括返済する方法と注意点
一括返済の方法で確認しておくポイントは次の3つです。
- どうすれば一括返済できるのか知っておく
- 1,000円未満の端数の扱いはどうなるのか知っておく
- 一括返済する前に返済金額を確認する
カードローンを一括返済する場合、カードローン会社によって方法が異なります。
カードローン会社 | 一括返済する方法 |
---|---|
プロミス |
|
アコム |
|
アイフル |
|
SMBCモビット |
|
レイクALSA |
|
※1 詳細は公式サイトを確認してください。
※2 2020年12月8日(火)20時より、「Web返済サービス」のご利用を一時停止させていただいております。(2020年12月28日現在)
ATMで返済する場合、硬貨の返済ができない機械がほとんどです。
返済後に残ってしまった硬貨のことを「無利息残高」といいますが、1,000円未満のお金には利息がつかないので、無利息残高分を返済してもそのまま残しておいても、どちらでも構いません。
ただし、無利息残高が残っているとそのカードローンは完済できていないことになります。
たとえば、他のカードローンでキャッシングの申し込みをしたとすると、無利息残高が残っているカードローンは「他社の借り入れあり」とみなされ、審査に不利になってしまうのです。
住宅ローンやカーローンといったお金を借りるときも、他社借入があるとよくないので、できれば1円残らず返済してしまうことをおすすめします。
「繰り上げ返済」で少しでも多く返済すると利息の節約になる
一括返済が難しいなら、毎月の返済とは別に追加でお金を返す「繰り上げ返済」も効果的です。
繰り上げ返済をより効果的にするコツは、返済の早い段階から繰り上げ返済すること。
ほぼ完済しているところで繰り上げ返済をしても、借入残高が少なく利息の金額も低いため、繰り上げ返済の意味があまりないのです。
カードローンの返済は「より早く、より多く返済する」ことを意識するといいですよ。
ちなみにカードローンの繰り上げ返済において、別途手数料がかかることはありません。
お近くのATMからいつでも返済ができるので、金銭的に余裕ができたらどんどん返済していきましょう。
繰り上げ返済する方法と注意点
繰り上げ返済するには、次の2つの方法があります。
- 毎月の返済日に多めに返済する
- 毎月決まった返済日以外にも返済する
毎月の返済日には決まった金額を返済しますよね。
それに金額を追加して返済すれば、繰り上げ返済ができます。
毎月の返済金額はあくまで最低金額なので、追加で入金するのは問題ありません。
また、返済日以外にも追加で入金することが可能です。
返済日に入金したあと、さらに追加で返済することもできますし、返済日よりも早く入金することもできます。
毎月の返済日は決まっていますが、その日よりも前に返済することで、前倒しにした日数分の利息が節約できるのです。
ただし返済日よりも前に繰り上げ返済する場合は、注意が必要です。
たとえばアコムの場合、返済期日から返済期日14日前までの間なら当月分の返済として扱われますが、15日以前に入金してしまうと先月分の追加返済となってしまうため、当月の返済日に毎月の返済額分を入金しなければならなくなります。
繰り上げ返済する場合は、次の返済日にも滞りなく返済できるように計画的に行いましょう。
カードローンは即日返済や一括返済ですぐに返済してしまおう!ただし無理は禁物!
カードローンはすぐに返済することで、利息が節約できるというメリットがあることがわかりました。
ですが、無理して一括返済するのは辞めましょう。
一括返済は高額になる可能性があるため、一度にたくさんのお金が出ていくことになります。
返済したことにより、また生活が厳しくなってカードローンを申し込む…。
これでは解決になっていませんね。
いきなり一括返済するのではなく、繰り上げ返済から始めるのもいいでしょう。
借りてすぐに返す予定なら、即日返済をしたり、無利息期間のあるカードローンを利用するなど、利息がかからない借り方をするといいですよ。