カードローンの返済を延滞するとどうなるのか?遅延損害金に注目しよう
お金を借りたら返さなければなりません。これは非常に単純なことではありますが、なかなかそう思い通りにならないことも少なくありません。
お金お使いすぎてしまいカードローンの返済が遅れて延滞してしまうことがあります。
返済期日である約定日に銀行の残高不足で引き落としができなかったり、ATMへの入金を忘れていた。あるいは間に合わなかったというケースです。いわゆる「滞納」「延滞」「未払い」「不払い」「支払遅延」ですね。
こちらではカードローン返済に遅れが出てしまった場合には、どんなリスクがあるのかについて解説します。カードローンを利用する方全てに関わる可能性があるので、すでにカードローンを利用している方、今後利用する予定がある方は確認が必要です。
滞納のリスク~利息が設定したものより大きくなる
返済が遅れると利息を多く支払わなければならない
最初に、年利17%や18%と言った感じで利息は決められていると思います。しかし、滞納した時点でその利息ではないものが適用されてしまいます。
その利息には名前がついており、「遅延損害金」と呼ばれています。
遅延損害金なんて知らなかったので違法なのではないか、と思ってしまう方もいるかもしれません。しかし、よくよく貸付条件などを確認してみましょう。
実質年率の近くなどに、遅延損害金が掲載されていませんか。小さい文字になっていることが多いので見逃しがちになってしまうので、必ず確認して欲しい部分です。
遅延損害金の利息はどの程度になるのか?
年利で20%に設定されていることが多いです。遅延損害金の適用金利については様々な考え方があるのは確かですが、利息制限法の上限である20%は超えないように設定されていることがほとんどです。
業者のタイプによって遅延損害金の適用利息率に違いはあるのか?
業者タイプと遅延損害金の適用利息率例
- 消費者金融業者・・・20%
- 信販業者(クレジットカードなど)・・・20%
- 銀行カードローン・・・20%弱
各業者で全く同じ利息率になるわけではありませんが、ほぼ同等なのが現状です。消費者金融と信販業者は20%の固定です。銀行カードローンは、19.9%や19.94%などを指定していますが、ほぼ20%と言って間違いありません。
※遅延損害金は制度上、通常金利の1.46倍、まで設定可能です。元々の金利が20%であれば、29.2%になるかもしれません。
遅延損害金を解除するために必要なこと
滞納状態を解除する
返済が遅れている状態を解決してやればいいだけです。ただ、返済が遅れ続けてしまうと、その期間ずっと遅延損害金が適用されてしまいます。
なるべく1週間や2週間以内の解決をはかってくださいね。数ヶ月も適用されると、返済総額が大きく膨らんでしまっている可能性も捨て切れません。
返済が遅れそうになったら
返済が遅れそうな時は事前にカードローン会社に連絡をすることが大切です。
返済が遅れた延滞記録は残ってしましますが、ローン会社に対しての印象は全く変わってきます。全く連絡もせずローン会社からの連絡にも対応しないといったことは避けるべきです。
消費者金融によっては支払日の変更に応じる柔軟な対応をしてくれることもありますので聞いてみるといいでしょう。
返済が遅れるとブラックリストに載ってしまうのではないかと心配になるかと思いますが、3ヶ月滞納しなければ載ることはありません。