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カードローンの審査基準とは?審査が通らない原因と対策

カードローンをはじめて利用する方は、審査の基準について知らないという人が多いのではないでしょうか?

「審査基準なんて別に知らなくても良いんじゃない?」

と思っている人もいるかもしれませんが、審査基準を知らないと何度も繰り返し審査に落ちて、あなたの信用がどんどん落ちてしまうなんて事になりかねません。

そうならないために、カードローンを申し込む前に審査基準について知っておくことが大切です。

「カードローンに申込んだけど審査に通らなかった」

という方も、審査基準を知ればその原因がわかるかもしれません!

それでは、カードローン審査の基準を知り、審査が通るにはどうすればよいかを見ていきましょう。

金融機関は大きく分けて2つの基準で審査しています。

ひとつは「申込内容」、もう一つは「信用情報」です。

まずは、申込内容に関する審査基準から詳しく見てみましょう。

1. 「申込内容」に関する審査基準

申込内容から、申込条件に合っているかどうか審査する

申込内容から審査するとは、ネット申し込みや申込書類に記入した申込内容から審査することを言います。

申し込みの際に記入する項目をまとめました。

  • お客様情報
    名前、生年月日、性別、家族構成、子供の有無、電話番号、自宅電話の有無、運転免許交付の有無
  • 自宅情報
    郵便番号、自宅住所、住まいの種類(持ち家、賃貸住宅、社宅・寮、公営住宅)
  • 勤務先情報
    雇用形態(正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト・パート、学生、公務員、個人事業主、法人経営者)、勤務先名、勤務先住所、所属部署(任意)、電話番号、社員数、最終学歴、入社年月、年収、健康保険証の種類(社会保険証、国民健康保険証、組合・共済保険証、船員保険証、健康保険に未加入)、業種、職種
  • 借入れについて
    現在の他社借入れ(件数、金額)、借入れ希望額

審査するときはまず最初に、申込条件に合っているかどうかを確認します。

たとえば、20歳未満の場合お金を貸すことはできませんし、無職、専業主婦、学生、年金受給者は申し込みできないカードローンもあります。

金融機関や商品によっては、「年収300万円以上の人」といったように厳しい条件を設けているところもあるのです。

カードローン審査に関しては、20歳以上で安定した収入がある人なら、ほとんどの人が申込条件をクリアできるでしょう。

申込内容から、返済能力を審査する

申込条件を審査したら、次は返済能力を審査します。

年齢、家族構成、勤め先、雇用形態、収入、現在の借入状況などから、きちんとお金を返す能力があるかどうかを見極めるのです。

正社員なのかアルバイトなのか、持ち家なのか賃貸なのか、結婚しているのか独身なのかといったあらゆる面から経済状況を調査します。

また、勤め先については、本当に記入したところに勤めているか確かめるために、在籍確認の電話をかけます。

「え!?在籍確認の電話?じゃあ、会社の人にお金を借りることがバレるじゃん!」

と思った人もいるかもしれませんが、心配する必要はありません。

消費者金融の場合は、社名を名乗るとすぐにバレてしまうので、「山田ですけど◯◯さんいますか?」のような感じで名前しか名乗らないよう配慮しています。

銀行の場合は銀行名を名乗ることもありますが、銀行から電話が来たからといって借金のことだと思う人はいないでしょう。

在籍確認の電話内容と対処法は次の記事を参考にしてください。

カードローン会社からの電話連絡(在籍確認)の内容と不在時の対処法

カードローン審査申込時の3つの注意点

申込内容が審査において重要なポイントであることがわかりましたね。

つまり、申し込みをするときは慎重に記入しなければならないということ。

申し込みをするときは、3つの点に注意してください。

  1. 記入ミスをしない。
  2. わざと嘘の内容を書かない。
  3. 一度に複数のカードローンを申し込まない。

記入ミスや、嘘の内容を記入すると審査に通らなくなってしまいます

嘘のことを書いてもバレなければ問題ないと思っている人も多いかもしれませんが、先ほども説明したとおり、金融機関は勤務先を電話で確認することになっているので、嘘をつくことはできません。

また、現在の借入状況から過去の借り入れデータまで、このあと説明する「信用情報」を調べればすぐにわかることなので、嘘をついたらすぐにバレてしまいます。

1度に複数のカードローンを申し込んではいけない理由は、一度にたくさん申し込むと「相当お金に困っているんじゃないか?」「きちんと返済できないんじゃないか?」と思われてしまうからです。

これは「申し込みブラック」と呼ばれ、一般的には1ヶ月以内に複数社に申し込むと、申し込みブラックの対象となると言われています。

申し込みブラックになると、審査に通りません。

さらに、一度に複数の申込をしたことは「信用情報」として記録され、その間しばらくお金が借りられなくなる可能性が高くなるので要注意です。

2. 「信用情報」に関する審査基準

ここまで、ひとつ目の審査基準「申込内容」について見てきました。

次に、カードローン審査の基準2つ目「信用情報」について説明します。

信用情報とは、今までに利用したクレジットカードやローンの契約内容、返済・支払状況、利用残高といったいわゆる「過去の利用データ」のことです。

なぜ金融機関が個人の利用データを知ることができるのかというと、「信用情報機関」という、個人の信用情報を管理する機関があり、そこから情報を得ているからなのです。

どの金融機関も信用情報機関に登録することになっており、利用者の情報を登録したり、審査の際に閲覧したりしています。

代表的な信用情報機関は3つあり、そのうちのひとつ、もしくは2つの機関に登録しているところもあります。

代表的な信用情報機関は次の3つです。

アコムの場合はJICCとCICに登録していますし、みずほ銀行はCICとKSCに登録しているなど、金融機関によって登録している機関が異なります。

これらの信用情報機関が、具体的にどんな情報を管理しているのか気になりますよね。

JICCのホームページによると、以下の情報を登録しているとのことです。

登録情報 内容 登録期間
本人を特定するための情報 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証等の記号番号等 契約内容に関する情報等が登録されている期間
契約内容に関する情報 登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
返済状況に関する情報 入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
(延滞情報は延滞継続中、解消の事実に関わる情報は当該事実の発生日から1年を超えない期間)
取引事実に関する情報 債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 当該事実の発生日から5年を超えない期間
(ただし、債権譲渡の事実に係る情報については当該事実の発生日から1年を超えない期間)
申込みに関する情報 本人を特定する情報(氏名、生年月日、電話番号及び運転免許証等の記号番号等)、並びに申込日及び申込商品種別等 申込日から6ヵ月を超えない期間
電話帳に記載された情報 電話帳に記載された氏名、電話番号等の情報 電話帳に掲載されている期間
※掲載を取り止めた場合は更新されるまで
本人申告コメント情報 ご本人から申告された本人確認書類の紛失・盗難等の情報 登録日から5年を超えない期間
※ご本人から削除依頼があった場合はその時点まで
日本貸金業協会情報 日本貸金業協会に貸付自粛依頼を申し入れたことを表す情報 登録日から5年を超えない期間
※ご本人等から削除依頼があった場合はその時点まで

【引用:登録内容と登録期間|JICC

表を見ると、契約内容だけでなく、延滞状況や債務整理なども登録されていることがわかりますね。

本人の情報や契約内容などは、基本的にお金を借りた金融機関が登録している情報機関でしか記録されません。

しかし、長期間の延滞や債務整理といったいわゆる「事故情報」は、登録していない情報機関でも共有することになっています。

つまり、どこでお金を借りようとしても、審査のときに「過去に長期延滞していた」という事実はわかってしまうということです。

ちなみに、クレジットカードの申込みや住宅ローン契約以外に、携帯電話の分割払いを申込んだ時も信用機関に登録されるので覚えておくとよいでしょう。

信用情報は申請すれば自分でも見ることができます。

インターネットや郵送、窓口でも申請できるので、各信用情報機関のホームページを参考にしてください。

審査が通りにくい人の7つの特徴と審査が通るコツ

金融機関は「申込内容」と「信用情報」を基準に審査をしていることを紹介しました。

では次に、この基準を元にどんな人が審査に通って、どんな人が審査に落ちるのかを見ていきます。

まずは、審査が通りにくい人の7つの特徴を見てみましょう。

    ◆審査が通りにくい人の7つの特徴

  • 信用情報に長期延滞や債務整理といった事故情報が登録されている。
  • 借入金額が年収の3分の1に達している。
  • 短期の延滞を繰り返している。
  • 他の金融機関から借入が4件以上ある(多ければ多いほど信用度が低い)。
  • 複数の金融機関に同時に申し込みをしている。
  • 申し込みの際、嘘の情報を記入する。
  • 勤続年数が短い(勤続1年以上が望ましい)

これらに当てはまる人は、そうでない人に比べて信用がないと判断されてしまいます。

審査に通りやすくするためには、審査に通りにくい特徴をできるだけ無くすことが大切です。

◆審査に通りやすくするための工夫例

  • 限度額を低めに設定する。
  • 申請するときに嘘をつかない。
  • 記入ミスをしていないかよく注意して書く。
  • 他社借入件数が多い方は借入件数を減らす。
  • 勤続1年未満の人は、1年経つまで待つ。

限度額は低めに設定することで審査が通りやすくなります。

必要なぶんだけ借りるようにしましょう。

また、借入件数は審査においてとても重要なポイントです。

おまとめローンなどを利用して、できるだけ借入件数を減らすことで、審査が通りやすくなります。

さらに、比較的審査が通りやすいカードローンを利用することも方法のひとつです。

審査に通りやすいカードローンの3つの特徴

審査の甘いカードローンってあるの?審査基準がわかる「審査通過率」

「審査の甘いカードローンってあるの?」

という質問をよくされるのですが、はっきり言って審査の甘いカードローンはありません

ただし、借りられる条件に多少違いがあるので、そういった点では審査に差が出ると言えるでしょう。

また、消費者金融なら、「審査通過率」を参考にすれば、審査が通りやすいかどうか判断することができます。

審査通過率とは、「申込者のうち審査に通過した人がどれくらいいるか」をあらわすものです。

審査通過率が高ければ高いほど、審査に通る人が多いという意味になります。

詳しくは、この記事を参考にしてください。

カードローンの審査が甘いところはどこ?即日融資も可能な緩いカードローン

審査基準を理解し、計画的に利用することが大切

ここまで、カードローンの審査基準と審査が通るコツについて説明しました。

カードローンを利用すれば、信用情報機関にしっかりと記録されるということもわかりましたね。

カードローンやキャッシングの利用履歴が残ることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。

でも借りたお金をきちんと返したことが記録されれば、むしろあなたの信用が証明され、今後お金を借りるときに有利に働くことでしょう

カードローンと正しく付き合っていくためにも、審査基準を理解し、計画的に利用してください。

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